XLP型サイクロンは集塵装置の一種である。除塵機構は含塵気流を旋回させ、遠心力によって気流から塵粒を分離して器壁に捕集し、重力作用によって塵粒を灰斗に落とす。サイクロン除塵器の各部品には寸法比率があり、各比例関係の変動は、サイクロン除塵器の効率と圧力損失に影響を与えることができ、その中で除塵器直径、吸気口寸法、排気管直径は主要な影響要素である。使用する際には、ある限界を超えると、有利な要素も不利な要素に転化することができることに注意しなければならない。また、除塵効率の向上に有利な要素もあるが、圧力損失を増加させるため、各要素の調整を両立させることができる。
XLP型サイクロンは、吸気管、排気管、円筒体、円錐体、灰斗からなる。サイクロン除塵器は構造が簡単で、製造、設置、維持管理が容易で、設備投資と操作費用が低く、空気流から固体と液体粒子を分離したり、液体から固体粒子を分離したりするのに広く使われている。通常の操作条件下では、粒子に作用する遠心力は重力の5〜2500倍であるため、サイクロンの効率は重力沈降室より著しく高い。この原理の基礎を利用して、除塵効率が90%以上のサイクロン除塵装置を研究することに成功した。機械式集塵機において、サイクロン式集塵機は効率の高い一種である。非粘着性及び非線維性粉塵の除去に適しており、多くは5μm以上の粒子を除去するために用いられ、並列した多管サイクロン装置は3μmの粒子に対しても80〜85%の除塵効率を有する。選択、腐食、腐食の特殊な金属またはセラミック材料で構成されたサイクロンは、1000℃までの温度、500×105 Paの圧力で操作することができます。サイクロンの圧力損失制御範囲は、技術的、経済的な側面から一般的に500〜2000 Paである。そのため、それは中効果除塵器に属し、しかも高温煙ガスの浄化に用いることができ、広く応用されている除塵器であり、多くはボイラー煙ガス除塵、多段除塵及び予備除塵に用いるべきである。その主な欠点は微細塵粒(<5μm)の除去効率が低いことである。