HY-LC歯車式油圧油流量計は容積式流量計とも呼ばれ、流量計の中で精度の高いものの1つに属する。機械式測定素子を用いて流体を連続的にいくつかの既知の体積部分に分割し、計量室がその体積部分の流体を逐次、繰り返し充填、排出する回数に基づいて流量体積総量を測定する。HY-LC楕円歯車流量計は異なる材料(鋳鋼、ステンレス鋼、316)を用いて製造することができ、化学工業、石油、医薬、電力、冶金、食品などの工業部門の流量計量に適している。
HY−LC歯車式油圧油流量計は流量トランスミッタと計数機構からなる。トランスミッタと計数機構の間にラジエータを取り付けると、高温型流量計を構成する。トランスミッタは一対の楕円歯車ロータを備えた計量室とシールカップリングからなり、計数機構は減速機構、調節機構、カウンタ、発信器を含む。
計量室内は一対の楕円歯車とカバープレートからなる初月形空洞を流量の計量単位とした。楕円歯車は流量計の出入口圧力差によって推進されて回転し、それによって絶えず液体を初月形空洞を通じて計量してから出口に送り、各回転する液体は初月形空洞の4倍であり、密封カップリングによって楕円歯車の回転総数及び回転の速さを計数機構又は発信器に伝え、パイプ中の液体総量と瞬時流量を知ることができる。
1、流量測定は流体の流動状態とは関係なく、測定範囲が広い。
2、粘度の大きい媒体ほど、歯車と計量空間の隙間から漏れ出す漏れ量が小さくなるため、核測定媒体の粘皮が大きくなり、漏れ誤差が小さくなるほど、測定に有利である。
3、楕円歯車流量計の計量精度が高く、高粘度媒体流量の測定に適している。
4、流量計の前後に直管段は必要なく、流量計がバルブ、エルボー、縮管、拡大管に近づいても、直管段を追加する必要はない。
5、測定精度が高い:0.2級と0.5級。
6、各種の油製品及び鋳鉄の腐食しない液体媒体の計量を測定することができる。
許容誤差:±0.2%、±0.5%
公称通径DN(mm):10~100
公称圧力PN(M.Pa):鋳鉄(A)、ステンレス鋼(P)1.0、1.6、2.5、4.0、6.3、鋳鋼(E)2.5、4.0、6.3、9.6
測定媒体温度:低温型:-40~+60℃、常温型-10℃~+80℃、中温型-10℃~+200℃高温型-10℃~+300℃
測定液体粘度(mPa.s):0.3~50000
配管接続:GB/T 9118-2000(中国標準フランジ)、NIST(米国標準フランジ)、BSPT(英国標準管ねじ):NPT(米国プッシュ抜管ねじ)、
現場表示:99999999 L(累積流量)、999999999.9 L(単回流量)、999999999.9 L(瞬時流量)
出力信号:パルス信号、4~20 mA、
防爆レベル:EXiaIIBT5EXiaIICT5
保護レベル:IP65