10万トン超高出力黒鉛電極プロジェクトの混練成形には3本の生産ラインが配置されている。
生産ライン1:アスファルト高位槽1台、アスファルト原料秤1台、ステアリン酸溶融槽1台、ステアリン酸秤1台、ドライヒーター1台、4000 L混練機2台、4000 L冷却機2台、ペーストコンベア1本、3500 t押出成形機1台、スクラップバケット1台を配置する。
生産ライン2:アスファルト高位槽1台、アスファルト原料秤1台、ステアリン酸溶融槽1台、ステアリン酸秤1台、ドライヒーター1台、3000 L混練機2台、3000 L冷却機2台、ペーストコンベア1本、2500 t押出成形機1台、スクラップバケット1個を配置する。
生産ライン3:アスファルト高位槽1台、アスファルト原料秤1台、ステアリン酸溶融槽1台、ステアリン酸秤1台、エリキシル混練冷却機Q=4 T/鍋1台、円盤フィーダ1台、4000 t押出成形機1台、スクラップバケット1個を配置する。アスファルト煙ガス浄化システムは、プロセス生産におけるアスファルト煙ガスを放出する設備及びステーションの集気、排煙及び浄化処理を担当する。工程生産フローチャートは以下の通りである
2.2、排ガス浄化システムの数量及び設置位置
プロセスフローに基づいて混練成形には3セットの煙ガス浄化システムが配置され、各アスファルト煙ガス浄化システムは混練成形プロセス生産ラインで発生したアスファルト煙ガスの浄化に対応する。
アスファルト煙ガス浄化システムは、アスファルト高位貯留槽、アスファルト称、ステアリン酸溶融槽、ステアリン酸称、混練鍋、冷却鍋、混練冷却機、ディスクフィーダ、ペーストベルト及び押出成形ステーションで発生したアスファルト煙ガスを浄化するために用いられる。また、3セットのアスファルト煙ガス浄化システムは、それぞれの廃糊ホッパで発生したアスファルト煙ガスに対して浄化能力を備えている。
3セットのアスファルト煙ガス浄化システム除塵器及び排煙ファンは成形現場の標高38.000屋根に設置する予定である。
2.3、アスファルト排ガス浄化システム設計パラメータ
(1)1#、2#、3##浄化システム設計パラメータが同じである
設計排煙量:27000 m 3/h
除塵器濾過面積:≧550m2
排煙ファン:9-28 No.10 DQ=30053 m 3/h、H=5531 Pa
付属モーター:N=75KW
除塵器浄化フィルターの要求:アスファルト煙ガス専用油防止、防水、被膜、使用寿命は3年以上である。
(2)浄化システムの各設備及びステーションのアスファルト煙濃度
アスファルト高位槽及びアスファルト称:900 ~ 1500 mg/m 3
エリキシル混練冷却機:1200-1500 mg/m 3
混捏鍋、冷却鍋:2000 ~ 3500 mg/m 3
ペーストコンベア:1000 ~ 1500 mg/m 3
押出成形機の生産ステーション:1000 ~ 1500 mg/m 3
廃糊ホッパ:800 ~ 1000 mg/Nm 3
アスファルト煙ガス浄化システム技術要求
(1)アスファルト煙ガス浄化システムはすべて炭粉吸着「黒法」浄化技術を採用する。
(2)浄化用炭粉はプロセス原料システムの石油コークス原料粉に来て、浄化システムは1つのサイロを新設して、石油コークス原料粉を貯蔵して、倉庫容量は30 m 3で、浄化後の石油コークス粉はプロセス原料倉庫に戻ってプロセス生産に参加する。(倉庫の数量と倉庫の容量は実際の必要に応じて調整することができるが、倉庫は少なくとも1クラスの生産量を満たすことを保証しなければならない)
(3)アスファルト煙ガス浄化システムに炭粉を添加する前の排煙枝管の設計傾斜角度は30°以上であり、排煙枝管及び排煙カバーの設置要求は分解、整理しやすい。
(4)アスファルト煙ガス浄化システムの除塵器の進入、出口及び必要な位置に圧力及び温度検出計器を配置する(遠伝機能を備える)。
(5)アスファルト煙ガス浄化システムの押出成形ステーション、廃ペースト排出ステーションは生産実際の使用状況に応じてバルブ(エア弁)を自動的に切り替え、正常生産時浄化システムは自動切り替え方式により押出成形ステーションまたは廃ペースト排出ステーションで発生した煙ガスの収集と浄化を実現することができる。
(6)浄化システムの排煙枝管に調節弁を設置し、必要な位置に早開観察口を設置し、炭粉を排煙管に加える混合位置に早開検査口を設置しなければならない。
(7)アスファルト煙ガス浄化システムの排煙枝管は詰まらない要求を満たし、浄化効果を満たして5年間運行して減衰せず、排煙枝管を分解して整理する必要がない、浄化用炭粉輸送管は耐摩耗処理を採用し、輸送システムのエルボ及び重要部品の使用寿命は2年以上である。
(8)浄化システムエリシュ混練冷却機(放水強制冷却を兼ねる)技術生産モードは:約15 minで1釜のペーストを生産し、下アスファルトと湿混時間の合計は約7 min、湿式混合後、水を噴霧して冷却攪拌し、5〜6分間蒸発させ、その後、鍋から出た。つまり、1時間に4回、毎回5-6 min内に1 ~ 150 kgの水から発生した蒸気を集める必要がある。
浄化システムは特に短時間に放出される大量の水蒸気を考慮する必要があり、熱風の調製は熱伝導油を用いて熱風を調製することを考慮する。処理後の煙ガスは、排煙ダクトと除塵設備に凝結水が発生しないことを保証する必要がある。
(9)アスファルト高位槽及びアスファルト秤量、ステアリン酸溶融槽及びステアリン酸秤量排煙枝管は近くに排煙乾管に接続しなければならず、排煙管と水平傾斜角は45°を下回ってはならず、しかもこの排煙枝管は保温処理を採用しなければならず、保温層は50 mmケイ酸塩+0.5 mm亜鉛めっき鉄皮を採用する。
(10)アスファルト煙ガス浄化システムの炭粉添加量(添加量は調整可能)。記録システムに炭粉を添加する歴史的傾向を要求する。
(11)アスファルト煙ガス浄化システムの制御システムは工業制御機を用いて遠隔制御運転を行い、浄化システムはシステムのワンタッチ起動、ワンタッチ閉鎖、事故の自動停止及び警報などの知能運行要求を支持し、浄化システムは事故又は停電の状況下で自動的に閉鎖し、浄化粉が漏れないことを確保することができる。工業制御機は成形現場制御室に設置され、制御システムは浄化システムの必要なパラメータ(温度、圧力、設備の運転状況、炭粉の添加量などのデータ)を監視、警報、記録する必要がある。
(12)入札単位は入札前に浄化システムフローチャート、核心設備パラメータ及び浄化システムプロセス概要及び性能保証の措置を提供する必要がある。
(14)浄化システム運行騒音基準は『工業企業騒音制御設計規範』(GB/T 50087-2013)の関連条項の要求を満たす必要がある。
(15)浄化システム部品及びパイプの外面は先にルチルフェノール防錆プライマー2本を塗って、それからフェノール表面塗料2本を塗って、色は甲の要求に従って選択する。
(16)浄化システムによる浄化後の石油コークス粉末の戻しプロセスによる原料庫の制定。
2.5、アスファルト煙ガス浄化システムの技術性能指標
(1)煙突出口
アスファルト煙:<10mg/Nm3
粒子状物質:<10mg/Nm3
(2)生産職場の衛生条件は『工業企業設計衛生基準』(GBZ 1-2010)を満たす必要がある。